Oh!

5-素直になろう

当麻が迎えにきたのは、午後7時を過ぎたところだった。

彼の車に一緒に乗ったものの、会話はなし。

その沈黙を先に破ったのは、
「安奈」

当麻だった。

「何?」

「嫌いかい?」

そんなことを言った当麻に、あたしは視線を向けた。

「僕のこと、嫌い?」

切なさそうな声色で尋ねる当麻に、あたしはすぐにい言葉を返せなかった。

「当麻は?」

「えっ?」

「――当麻は、あたしのことをどう思ってるの?」

当麻に返せない代わりに、あたしは彼に質問した。
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