Oh!
オイオイと泣き始めた理人に、
「もう訳わかんない…」

あたしは呆れて息を吐いた。

今日はもう、引きあげよう…。

真相もわかったことだし。

はあ、わかるだけでもかなり時間がかかったけど…。

あたしはこっそりと理人の家を後にした。


「――イタタ…」

腰と肩が悲鳴をあげている中、あたしは当麻の家に無事に帰宅した。

彼とつきあい始めた翌日から、住んでいたマンションを出て当麻の家で暮らし始めた。

いわゆる“同棲”ってヤツだ。

「何か疲れたなあ…」

あたしは呟いた後、ソファーのうえで横になった。
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