好きなキモチ。
─Reencounter。



──当日。


「お父さんっ…泣かないでよ」

「だって…みこが旅立っちゃうんだよ!?」



…お父さんは、子供ですか?

自分から『あっちに住な』って言ってきたくせにっ


「みこ…元気でな?」

「うんっ!」



お父さんが私を抱きしめると丁度、出発の合図の音声が鳴り響いた。


「…毎年一回くらいは戻ってきてな?」

「うんっ」

「…っ」


あぁ、また泣いちゃった。

「じゃあ、お父さん…体に気をつけてね?」

「みこもね」


ヒラヒラと手を振りながら、私はエスカレーターに乗った。




…お父さん…私、頑張るね!


怖がらないから。

ちゃんと、前を向く。


ありがとう。




< 124 / 202 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop