未来はない (地味っ子サイドストーリー)

ドアを開けて中に入ると、ステンドグラスが綺麗だー

「綺麗ですねー」

まじ、綺麗だ

「あー」

俺たちの日本語に反応した女性が、振り返った

まじまじと、俺を見る

走ってくる

「あーーーー木下さんだーーー」

「本部長?誰ですか?ってか、専務のってこの人?」

女性は青山をみて、不思議そうにしている

「あの、藤宮靖典の幼馴染の方ですか?」

俺が、問うと

「くすくす・・・はい・・・ってか、覚えてないですか?」

まじまじ・・・・みる・・・わからん

「・・・すみません」

「本部長ひどいですよーこんな美人忘れるなんてー」

青山少し黙れって・・・美人だよなぁ・・・

「クスクス・・・昔はメガネっ娘で・・・地味っ子でしたから」

ん?

「もしかして・・・・・さくらちゃん?」

女性は微笑んで

「お久しぶりです。イケメン木下悠さん

一条桜です」

あ〜なるほど。春の木ねー
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