未来はない (地味っ子サイドストーリー)

コンコン

どーぞー

「おはようございます」

「あー木下・・・机そこね・・・部内は?」

「伝えてきました」

「あっそ・・・こないといいなぁ」

「えー心の底から願いますよ」

「マーしばらく、耐えろ」

「えーしばらくお世話になります」

それから、特に会話をするわけでもなく

それぞれ、仕事をした

黙々と、パソコンでNYの報告書を打ち込んでいるとき

「木下・・飯どーする?」

あー昼かー

「専務は?」

「んー外でんのも面倒だから、社食行ってみるか?」

「社食ねー専務が行くと、パニックですよ」

「そんなことないだろー時々行くけど」

「いやー専務が行った日、女たちが女豹のようになって

怖いのなんのって」

「クス・・・それは、木下もだろ・・・」

普通の会話を破ったのは

バーン

破壊音だ
< 32 / 92 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop