これからは…
何かアドバイスをしてあげたいけれど、彼氏が同じ職場であるしるふは、いい対処法が思い浮かばず

思わず隣の海斗に救いのまなざしを送る

視線に気が付いた海斗が、何、と無言で告げてくる

「こういう時、男はどういう心境なんでしょうか、海斗君」

果たして海斗と松田とで感性が同じかと言われれば、すごく自信がない

なにせこの男は彼氏として一般的な枠に収まらないやつだ

「それを俺に聞くか?」

「…やっぱり?」

ですよねー

予想通りの答えが返ってきて、さすがわが彼氏だ、と妙に安心する

「いいですよ、別に。このまま喧嘩別れだって!」

「いやー、ちゃんと話そうよ。松田君だって言いきれてないことあるはずだよ?」

「顔見たくもありません!!」

ああー、取りつく島もないとはこのことだ…

ねえ、どうしよう

ともう一度海斗を見る

海斗はちらりと視線をよこし、続いて憤慨している園田に視線を移し、小さく息をつく
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