お願い…先生。

第六話

―帰り道。

先生は茉莉の少し前を
歩いていた。


もうすぐ
先生の家だというのに
二人は
無言なままだった。

『先生…。』

重い口を開く茉莉。


『ん??』
案外、軽い返事をする先生。


『どうしてああいう事したの??』

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