お願い…先生。
『忘れようとして苦しむな。
俺だって忘れよう
としたんだよ…。
でも、無理だった。
好きって気持ちは
勝手に溢れんだよ。』


茉莉は、ぱっと疾風くんの
顔を見る。


……もしかして
茉莉が笑ってる間に
疾風くんを傷つけてた…??


―ポロッ
涙がこぼれる。


『滝沢!?』

『ご、ごめんね…。疾風くん…。』

『え、な、何いきなり』
< 82 / 189 >

この作品をシェア

pagetop