手を伸ばせば君が。
出会いは廊下でぶつかった時。
その時に俺が一目惚れしてアタックしまくった。
それで去年の夏、彼女の方が折れたって感じで付き合っている。
俺は今、そんな彼女を海に誘おうとしている。
「あのさぁ、…夏休みさぁ、……一緒に海行かね?」
「無理。」
返事早っ!!
そして彼女は俺を横切ってスタスタと早足でどこかに行ってしまった。
「はぁ……。」
一人、取り残された俺は大きくため息をついた。
一気に沈むテンション……。
「あぁ、もうヤル気ねぇ……。帰ろ。」
そして由はカバンも持たずに家に帰った。