【長編】Little Kiss Magic 3~大人になるとき~
ねぇ…廉君。
本当の事を教えて。
あたしたち…いつか別れなくちゃいけないの?
あなたはいつか遠い人になってしまうの?
あたしの知っている廉君は、いつかいなくなってしまうの?
溢れそうになる涙を、キュッと強く瞑った目の奥に押し戻した。
そのとき…
突然、急ブレーキの耳障りの音が周囲に響いて車が止まった。
横になっていたあたしは軽くドアに頭をぶつけたけれど、たいした怪我も無く、あわてて身体を起こして安田さんを見た。
安田さんは硬い表情で外を見据えている。
その視線の先には、二十歳(はたち)前後の派手な格好をした男の人たちが数人立っていた。