アラサーの彼女が女子ゲーにハマる理由(わけ)





『ねぇ?キスして?今度はいつもの優しい一馬のキスしてよ』

『おっ、おま、え…今、一馬って…』

『そうよ、ダメ?一馬?』

一馬はニヤリとすると…

『お前さ…この俺様にそんな事、言ってこの後しらねーぞ。取り敢えず、今は…』

と言うと

とびきりのキスをくれた

何度も何度も繰り返される一馬の優しいキス

何もかも蕩けちゃうょ~






一瞬、唇が離れた時に、思わず

『好きっ』

って言葉が出た

『ああ、俺もだよ。お前の事が好きで仕方ないよ、真子…お前はずっと俺だけを見てろ』

ってまた唇が重ねられた







もぅ…

俺だけを見てろって…
どんだけ、俺様なのよ…
まっ、そんな一馬が好きで仕方ないんだけど…

それ以上は、何も考えられなかった…

一馬がくれるキスに夢中だったから…









二人の夜は地上に降りてもまだまだ続く…









『脱·俺様宣言』
fin


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