アラサーの彼女が女子ゲーにハマる理由(わけ)
はぁ…はぁ…
苦しかったぁ~
死ぬわっ!!


「ちょ、ちょっと、どういうつもり!?」


まだ苦しさの残る声で佐藤くんに聞いてみる


「別に…」


な、なんですとぉ~!?
別に…って、どこぞの高飛車女優の様な発言、あんた何様よ!


とは言えず、氷が溶けてすこぶる不味くなったピーチフィズに口をつける


うっ、まず


「なあ?抜けない?もういいんじゃねぇの?」


「何でアンタと抜けなきゃなのよ。アンタが邪魔しなきゃ、今頃、ゴルゴと…」


「何、言ってんの?」


そう言うと、佐藤くんは立ち上がり、私の手を引き


「すいません、すっかり盛り上がっちゃったんでお先に失礼します!」


って、あっという間に店の外へと連れ出された


私達の後ろ姿にミチの


「お幸せに~」

と言う呑気な声が響いてた


うぅ~ミチのやつぅ~


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