遊び恋愛

それでもあたしの作業は続く。

今から秘密を晒すページを作らなくては。

日記からのリンク?

それともプロフィールから?

フリーページの存在を思い出す。

あたしは、フリーページの方がリストにしたら見やすいかも、という結論に落ち着いた。

まずそのフリーページをトップページに貼りつける。

そして子ページを沢山作り、フリーページにリンクを貼っていく。

カチカチと鳴り響く一定リズム。

それにともない
『あぁ、秘密が。あたしの秘密がバレるんだ…。』
高鳴る高揚感と、暗い闇に落ちていくかの恐怖。

二つにさいなまれながら。

リンクを貼り終われば、リンクチェックを始めた。

リンクが間違ってないか。
あっているのを確認したあたしはリンク名を入力していく。

リンク名をクリックしたらそのページに飛ぶように。

最後に、飛べるかチェックし、内容を確認し、終了。


「肩が凝る作業だなぁ…。」


息を吐き出しながら、伸びをする。
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