スクランブル・ジャックin渋谷

第十三章 アフタービート

モニタービルA
 ステージに、11人のレオタードを着た女性が現れる。

リーダーのAが、甲高い声を発して踊ると、他の女性たちも踊りだす。
「アフター・ビート」たちだ。

 ジャズダンスのBGMが流れる。ミュージックM、開始。

信号機
 レオタードを着た青が、踊りだす。下腹部が、もっこりしている。

 赤、ベンチプレスを使って腕と胸の筋肉を鍛えている。

交差点
 黒子Aと黒子3人が、ハチ公前広場から1人用の大きな「お立ち台」を持ってくる。 交差点の中央に設置する。

 黒子A、お立ち台に上がって踊り出す。
 タコ踊りのような、下手くそな踊りだ。

 ハチ公前広場に向かって立ち去る、黒子3人。

 101人のカラフルなレオタードを着た若い女性たちが、各通りから集まってくる。

お立ち台を中心にして、円陣を組んで踊り出す。ジャズダンスだ。

 お立ち台に上がるリーダー。踊っている黒子Aのお尻に、足で蹴り落とす。

 落ちる黒子A、アッカンベーをして走り去る。

 渋谷駅を背にして踊る、リーダー。
 髪を振り乱して踊る、101人。
    ○    ○

 各通りの歩道上では、たくさんの見学者であふれている。おじさんたちが多い。渋谷に、活気が取り戻った。

 ハチ公前広場では、黒い頭で埋め尽くされている。
    ○   ○
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