無糖男子のティーパーティー

口の中でガリっと音がなる

俺の口の中にある飴が砕けた音


「楓、お前なんか悩みあるんだろ」


そう言って近づいてきたのは太朗
…なんで分かった?


「お前、イラついてたり、悩んだりすると飴噛み砕くんだよね。昔っからそうだよ」


なるほどね…
ソレを確かめる為に俺に飴をくれた訳だね?


「で?どーした?」


俺の机に頬杖ついて聞いてくる

…相談、するの?
絶対的一方通行失恋劇を?


「ふーん…?失恋でもした?」


だから、なんで分かる?
俺、さっきから一言も喋ってないぞ?


「…伊達に幼馴染みやってませんから」


ニカッと笑う太朗

はぁ、幼馴染みって怖い…



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