無糖男子のティーパーティー

「だ…から…」


俺の服を掴んでいるリスの手に力が入る

一生懸命言葉を絞り出すリスの顔は赤い


そして、小さな口が動く


「…ずっと…一緒に居たいの…」


リスが頑張って紡いだ言葉は
まるでプロポーズみたいな台詞

リスの気持ちは伝わったが…
あえて少し意地悪してみる


「それは…"甘い物友達"として?」


すると、リスが頭を左右に振って否定
そして言う…


「…お嫁さん…として…」


"恋人"かっ飛ばしていきなり"お嫁さん"…
俺、まだ結婚できる年齢じゃないんだけど…

まぁ、でも…
リスの気持ちはしっかり受け取りました



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