おやすみ、先輩。また明日

コメントにそれぞれ返信をしてから、私は昨日の記事の最後にさらに追記を加えた。




『先輩が美味しかったって言ってくれた。ああいうのならイケるって。かなり嬉しかった。
次も甘さ控えめなものを上手く作れたら、また先輩に食べてもらいたいな』




なんだか不思議な感じがする。


私はお菓子を作るのも食べるのも好きで、自分の為にたくさんお菓子を作ってきた。

将来はパティシエになりたいとも思ってる。


自分の為に作ったものを家族や友だちにお裾わけすることはあっても、特定の人、しかも男の人の為に作ることなんていままでなかったんだ。

それがいまは、調理している時も1人の人のことで頭がいっぱいだなんて。


いままでお菓子以外に夢中になることなんてなかったけど。

これが恋かあ。



切ないけど、楽しい。


それが私の片恋の感想だった。










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