強迫性狂愛
「女かな~」

「うぇー。海斗なんか最低」

「うるせぇな、ちんちくりん」

「べーっだ」

「……てめぇ」


思いっきり、前の席に座る海斗に子供みたいにアッカンべーをしながら、笑ってた。


今日くる転入生が、私の人生をまた大きく狂わせることも知らずに――…



ただ、何も知らずに笑ってただけだった。

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