強迫性狂愛
「百花…」


「生きてるって、信じてた…」


「………」



生きてる?


意味がわからず眉を顰めると



「……だって」


「なに?」


「亡くなったって…」


「……」



子供のことだ、と思い後悔の念を押し殺すように、百花を強く抱きしめた。



「おかあさん…」



百花の口から出てきた言葉に思わず息を呑んだ。
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