咲かない桜が咲くまで
「あっ…」
春の声はか細く照れているような声だった
だけど、それ以前に…
蓮がすごい目で睨んでいるのが分かる
「っさねぇ…ゆるさねぇ!」
「?」


ダンっ/

「血吐けば構ってもらえると
 思ってんのか?」
「なっ…」
「病気だからって構ってもらえると
 思ってんのかよ!」

「私がいつ誰に、構ってほしい行為をしたの?」
「!?」
「私はほっといて欲しかったのに
 構って来たのは誰…?」
「一人が好きなのに…もっと虐められるじゃない!」
「なっ…」
「ほっといてよ…」

私は、まともな事を言ったと
自分に言い聞かせた


< 16 / 78 >

この作品をシェア

pagetop