咲かない桜が咲くまで
俺は病院に連絡し
琉良のお墓をたてる準備をした
担当の先生に琉良からの
プレゼントを渡された

「これは…」
【beautiful memories】

アルバムだった…
白いアルバムで手作りのものだった

クリスマスの時…
デートの時
そして…文化祭の時…

みんなと過ごした思い出がいっぱい
詰まっていた


最後のページを捲ると
ある写真が

春…私を忘れないでね…

それは…ウェディングドレスを着た
琉良が、徹夜続きで
居眠りをしていた俺の頬に
キスをしている写真だった

ウェディングドレスを着て
切なそうな顔をしている琉良

俺は思いっきりないた

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