【完】アタシは3代目。



キーンコーンカーンコーン



「ギリギリセーフだね…。咲、足早すぎるよ…」



「ハアハア…。カノンこそ、早いじゃん」



「大門、東(アズマ)。早く自分の席につけ!」



えっ。



もうおハゲっちょ来てたのかよ…。



「あー。相変わらず、光ってるね。ココ」



そう言ってカノンは、自分の頭を指差した。



「確かに…。早く座ろ。おハゲっちょ怒ってるよ」



「本当だ!」



おハゲっちょ。



ひとつだけ言わせてくれ。



あたしの席からおハゲっちょを見ると、丁度光ってるんだけど…。




< 49 / 213 >

この作品をシェア

pagetop