社長には堕とされません



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「古都ちゃんってホント綺麗だね」



「……は?」




外食なら付き合ってくれると言った古都ちゃんを連れて来たのはたまーに来る有名なモツ煮込み屋。



その個室に古都ちゃんと相向かいで2人きり



モツ煮が入った小皿を手に取りモグモグと食べる古都ちゃんの姿はとっても綺麗





「美味しい?」




「はい。好きなので」




「なら良かった。いっぱい食べてね」




ニッコリ微笑むと




「ありがとうございます」



お礼を言う古都ちゃんの目尻が下がって口角がキュッと上がった




俺に対して笑顔を浮かべるなんて珍しい…。



きっとモツが美味しくてご機嫌なんだろーけど…可愛いなぁ


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