社長には堕とされません
「休まないなら直人って人のことを全て話してもらうよ?」
にっこりと微笑んで古都ちゃんの顔を覗き込むと
「………わかりました。お休みさせていただきます…」
俺の目を見ずに応えた
「うん。ゆっくり休むんだよ」
古都ちゃんに近づきオデコにキスを落とすと
「止めて下さい」
いつもの冷たい目で睨まれた
その姿を見て少し安心した…、いつもの古都ちゃんだ。
「土曜日の親父のパーティーは18時に迎えに来るからね
あのドレス着て待っててねー
お大事にー」
そう言って古都ちゃんの部屋を後にした