社長には堕とされません
【古都】



社長のお父様に誕生日プレゼントを渡し終わり、会場の隅で一息つき




クラッチバックの中から指輪を取り出して指にはめた…











どうして…“古都”って私の名前を呼んだの?




どうして…私に触れたの?




どうして…私に話しかけたの?




私が…どんな思いで…どんな気持ちで毎日を送っているのか……わからないくせに…あんな平然と直人さんの「古都ちゃん」




顔を上げると笑顔の社長が立っていた




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