セイキの味方
セイキの味方


突如としてあらわれた巨大怪獣は、首都東京を歩き回り今まさに、東京スカイツリーを破壊しようとしていた。




その時空が鈍い銀色に、光った。



「安田総理!!あれは、もしかすると正義の味方では?」



「防衛大臣よくわかったなぁ。私が、オバマに頼んだんだよ。」




「さすが、総理!しかし、あれが正義の味方ですか?」



正義の味方は、怪獣が軽く百メートルを超える大きさに対して、その銀色のタイツを被っただけの身体は、二十メートルほどしかなかった。



「防衛大臣、男は、大きさじゃないよ。まぁ正義の味方が、男なのか分からないが、女だって大きさじゃないだろう。」




安田総理は、胸をさすりながら落ち着いて言った。



アメリカに頼んだ安心感が、彼の自信に、なっていた。



防衛大臣は、多少安心したが、さっきの総理大臣の発言には、ひやりとさせられた。



まさか、下ネタを言うのではと思ったからだ。



軽い下ネタは、良いがコメディ祭り2だった為に初めて読む人もいるかも知れないのだ…



銀色の正義の味方は、怪獣に近寄り何か話し掛けようとしたが、怪獣の尻尾に弾き飛ばさてしまった。




正義の味方は、ヨロヨロと立ち上がると手を十字に組んだ。



「そら、見ろよ。ウルトラマ○ みたいに光線が出るぞ。
正義の味方だな。」



安田総理が叫んだ。



十字に組んだ手からは、水のような物がチョロチョロ出ただけだった。



「何ですか!?あれは、老人のションベンみたいじゃないですか!!私の方がまだ勢いがいいですよ。
しまった老人の方々すいません。
私とした事が…だけど怪獣に届いてもないですよ。」



「さっきから、うるさいよ。仕方ないだろ!
だいたい今の日本をアメリカが、本気で助けるわけないじゃないか。

アメリカが、一番怖いのは、中国だよ。

俺も怪獣もメイドインチャイナだからな。

ア!それと今届かなかったのかなり放射能含んでるから後頼むよ。」




「正義の味方が、しゃべった!メイドインチャイナ!?あ!本当だ!怪獣に正義の味方にも背中にメイドインチャイナっ書いてます。
中国は、今では何でも作ってしまうんですね。
だけど、あれって作られた物って事ですかね。」



「防衛大臣!そんなのどうでもいいよ。放射能だよ。どうするんだ!東京だよ。ここは!福島とかじゃないんだよ!
あ!まずい発言だった!」

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