プレイボーイ×天然な幼なじみ



 私が聞くと、幸也君は白い頬を赤くして、「もちろん!大歓迎だよ」と言った。インテリってイメージは、案外ビンゴかも。

「幸也くんってさ…「梨桜。帰ったら、遊びに行ってもいい?」

 後ろから声をかけられて、振り向くと、怖い顔で龍太が立っていた。

「いいけど…って、いつも無断で遊びに来るのに、珍しいね」

 幼稚園の時から龍太とは遊んでるけど、「遊びに行っていい?」と聞かれたことはない、に等しい。

 前に一度、龍太がベランダから侵入したことがあったんだけど、私が着替え中の時で…あのときは、驚いたなぁ。

 私と龍太は同じマンションで、隣人なんだ。だから幼なじみなんだけど、そもそも私のお母さんと龍太のお母さんが高校時代からの親友だから幼なじみになったんだよね。

「なぁ、いいの、ダメなの?」

 龍太に聞かれて、私は

「いいよ」

 そう答えた。


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