プレイボーイ×天然な幼なじみ



 蓮くんはそう言って、頭を掻いた。

「だけど、君は龍太と仲がいいから、叶わない恋だってそう言い聞かせてた。だけど、君が龍太と喧嘩したって聞いて、チャンスだって思った」

 私は何も言えなくて、蓮くんの足元を見ていた。

 蓮くんの顔が、まともに見れないよ。

「君に弁当を頼んだのだって、本当は君と仲良くしたかったからなんだ」

 私は、なんていえばいいのかわからなかった。

 そりゃ、龍太のことは好きだし、蓮くんも嫌いじゃない。

 そのとき、さっき龍太に言われた言葉が脳裏に浮かんだ。

――邪魔。

 それでも私は、やっぱり―――

「ごめんね、蓮くん。私、龍太のことが好きになっちゃったの…」

 私が言うと、蓮くんは悲しそうに笑った。

「やっぱりね。…わかってたのになぁ、振られてることくらいは。最初から、分かってた。君の眼中に俺なんかないって。でも、諦められなくて」

 蓮くんは一息に言って、ため息を漏らした。

「でもね、私、蓮くんのこと、友達としてすごく好きだよ」


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