不器用な恋人【短編】
お互いシャワーを済ませ広いベッドのお布団に潜り込む。





「ねぇ??彼女…作らないの??」

「なんで??」

「なんでって言われたって…」

「彼女ねぇ~…。いらない。束縛とかされるとウザいしな」

「…ふぅん」






真樹はカッコイイと思う。



背が高く、アッシュ系のブラウンの髪は襟足が少し長め、体もほど良くついてる筋肉が男らしい。




いわば、“今どき”なイケメン男子。





私は…と言えば



身長が中学生の頃から伸びてない152センチのチビ。

さらに胸も小さくってスタイル抜群なんて言葉はほど遠い感じ。



いわば、“ごく普通”などこにでもいる女の子。







結果、どう見てもつり合わない私たち。





だから、何も言えないの…。
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