姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②
「お前、貧血なんじゃないのか。
今日、何度かふらついてただろう」
ぎくりとなった。
「そ、それは……暖房が利きすぎて、
ちょっと、ぼーっとなっちゃっただけだから……」
「嘘だ。お前……昨日、どこかで倒れたりしたんじゃないのか」
「何が……?
ねえ、腕痛いんだけど……」
すると、剣太は小夜子の首筋にぐいっと顔を近寄せた。
「……随分大きな『虫』に刺されたもんだな」
「嫌……放して!」
「これは牙の痕だ。
……吸血鬼に、噛まれたんじゃないのか」