姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②
姉さんは、目を閉じた。
腕で目を覆って、顔半分が隠れた。
その代り、首筋の赤い手形がくっきりと見えた。
一体どれだけ強い力をかければ、こんな痕が残るってんだ。
「だけど……あんまりよ、こんなの。
エリアルが、何したっていうのよ……」
「姉さん?」
「――『駆除』だなんて……
ふざけたことぬかして……やっと、友達になれたと思ったのに」
それから何度か、姉さんはうわ言のように繰り返した。
泣いているようだった。