姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②
大学に着いて、姉さんに説明を受けた通り、
学務課に向かうと、確かに遺失物として一つの鞄が保管されていた。
窓口の人にはとても怪しまれたが、
姉さんの学生証と自分の学生証を見せ、
「姉が体調を崩して取りに来られないので……」
と言うと、何とかバッグを渡して貰えたが。
……うん、俺が馬鹿だった。
姉さんがあの日の朝に持って行ったのは、
これだったってのを、分かってたはずなのに……。