姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②
「もういい、私しばらく寝てるから!」
ほとんど逆ギレの姉さんは、俺をじろりと睨むと、
すたすたと自分の部屋に戻ってしまった。
「……何だってんだよ、もう」
しかし、薬の引き出しを開けた時に、
何故姉さんが風邪薬を飲むのを拒んでいたのか、
やっと分かった。
普段、消毒液や湿布薬くらいしか、用の無かった引き出し。
中の物は、ほとんど箪笥の肥やしになっていたというわけで。
その薬の使用期限は、二年前に切れていた。