姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②
俺は不意に、エリアルの赤い目を思い出した。
エリアルが無意識に浮かべた、俺の知らない誰かに対する怒り。
……恐らくは、件のフランケンシュタインに。
気が付いたら、俺は自転車をがしがしと漕いでいた。
用件は済んだが、向かう先は家じゃない。
エリアルが行こうとしているところだ。
「うわっ……おっと!」
上を向きながら走行している所為で、
「ふぅー。……ギャーッ!」
何度も電柱にぶつかりそうになった。