姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②
彼の死は自殺であり、他殺だった。
生き残ったのは剣太だったが、勝ったのは河合だった。
やがて室内に、炎が上がり始めた。
可燃性の薬品と、弾丸の火薬が反応したらしい。
剣太は、血が滴る腕を押えながら、ただ茫然と立ち尽くしていた。
化け物……化け物。
人間に造られた俺は、結局何だったのだろう。
人間ではなかったのだろうか。
博士は自分で言っていたように、
愚かだったのかもしれない。
始まりは、決して邪な思いではなかったはずなのに。