姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②
俺はエリアルを姉さんから引き剥がし、ベランダに閉め出した。
そこで、やっと落ち着いた。
……本当に、俺は今が精一杯だ。
だけど、今はこれで充分かもしれない……。
人生なんて、そんなに焦らなくても。
エリアルに言わせれば、
「人間の人生は短くて可哀想」らしいけど、
そんなのは別にどうだっていい。
俺は、配布されたばかりの進路希望調査用紙を、
丸めてゴミ箱に投げてから、姉さんに向き直った。