姉さんの友達はフランケンシュタイン 孝の苦労事件簿②
「やあ、やっと帰って来たか」
河合は、にやりと笑うと、台所部分のシンクに、火の点いたままの煙草を放り投げた。
乾かないまま残っていた水分で、じゅっ、という音がする。
「どうだ、見付けたか。ここら辺にいる奴は」
「いない。まだ、どこにもな。そっちこそどうなんだよ」
「目下捜索中だ。……だが、その進みも、お前の働き次第だな」
剣太は靴を脱ぎ、鞄を床に下ろした。