毒草彼女 -ポトスで始まる恋ー
信号の無い山道が好きな俺は、自然にそちらに向かっていた。
慣れた山道を、ギアチェンジしながら登って行く。

・・・まぁ、トルクのある車だから、あまり頻繁にってわけじゃないが。

やっぱ、大切な人が乗っているわけだし、安全運転の為、エンジンブレーキも使う。
今はAT車ばっかりだから、使う人間は少ないだろう。

信号が無いから、瑞希の顔が見られない。

和希君との一件があってから、時々さびしそうな顔をするようになってしまった。
あの尋常じゃない突っかかり方は、何かある。
そうは思っても、その何かが分からないが。

会話は途切れながらも、かれこれ二時間は走った。
そろそろ休憩するか。


「瑞希、コンビニ寄っていいか?」


この先は少し街になっていて、久し振りのコンビニがある。


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