腹黒年下くんの甘い罠。
「ん....。」
頬に当たるのは窓から入る暖かい朝日。
私、あのあと寝ちゃったんだ....。
ゆっくりとまぶたを開けると私の横に寝ていたのは....
「あ、やっと起きたね?彩華先輩?」
上半身裸でこちらに花のような笑みを向ける侑李くんだった。
え、ええ!!?
パニック!!
超パニック!!
まだうまく回らない頭で一生懸命状況確認。
昨日、お見舞いにやって来て、ベッドに入れられて....
侑李くんのこと好きだって自覚して。
「〜っ!!?」
真っ赤。
きっと私はリンゴのように真っ赤かなんだ。
考えただけで赤面。
私が年下を?
私がリアルを?
だけど残念なことにこれが私の想いみたい。