瞳の向こうへ
早く終わってくんねーかなあ。

早く家帰って風呂入りてーな。

何喋ってるか全然わかんねー。

監督とキャプテンが爽やかな笑みを浮かべながら身ぶり手振り交えて雄弁っぽいんだけど。

みんな視線を上げたり落としたりそわそわ。

結局、必要だった人間はキャプテンと監督だったのが最後の最後でやっと気づいた。

こんな大それたステージまで用意してくれてご苦労様でした。

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