瞳の向こうへ
周囲の白い目にはさすがに敏感になってるようで、抜群の連携プレーでお好み焼きせんべいを詰め込みました。

「……お見苦しいところをお見せして申し訳ないです」

「全くそうですよ。かよわい女子高生は深く傷つきました」

これくらい言わせてくれないと。

少しの間だけど、シラーっとした視線を嫌ほど浴びたんですから。

「でも、よかった。連れてきて正解だった」

「スマホ忘れたことも計画に入れたんですか?」

「それは、そこの無計画先生がマジに忘れたの。もう冷や汗でたんだから」

「これはマジメに謝ります」

チーズケーキ注文する様子見てると反省はどうなのかなあ。

「あとは、若いもん同士の青春にお任せします」

「お任せします」

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