瞳の向こうへ
潤子先生はしばらく考えスマホをポーチから出した。

「今から連絡する。学校へは明日直接報告すればいいです」

さすが!場の空気をきちっと把握しますね。

「どっちが?」

潤子先生と松井さんがお互いに指の差し合い。

「そうね。ここは大人がご馳走します。行きましょう!」

「おー!!」

意見が合い私たちは会場を後にする。

あなただけじゃない。

私も前に進んでいくよ。

新たな一歩を。

新たな息吹を受け止め。

待ってるからね。

あなたが前へと踏み出して、その瞳の向こうの光輝く未来へと歩んでいくのを。

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