不幸体質恋愛?!
side 帝
あの女と2回目にあった昼休みの後、俺はサボらずに教室に戻った。
「あっ、帝またサボらずに戻ってきた。またなんかあったろー」
席に座ると、やっぱりひなたが振り向いて話しかけてきた。
「またあの女と会った」
「えっ、城戸菜乃歌?なになに、今度は何しでかしたの?」
うざいくらいににやにやしている。
「クラス分のプリントとノートぶちまけてた。職員室前で」
「あちゃあ…」
「だから、拾うの手伝ってから…。…名前教えて帰ってきた…。」
俺がそういうと、ひなたは驚いたように目を見開いて、机の上に乗り出してきた。
「えっ名乗ったの?!自ら?!帝がかよ?!」
あーもううるせーよ。
周りのやつらがなんだ?というようにこちらに注目する。
ひなたもそれに気づいて、あ、わりぃと言って座った。
「珍しいじゃん。帝から名乗るなんて」
そして小声で、
「女子嫌いなのに」
と、付け足した。