キープアウト!―亮二サイドストーリー―
ちなみに、今日も樹里はオレの家に来ていた。

樹里は定時で上がり、先に帰ってご飯を作ってくれていた。

で、たった今、オレは残業して帰ってきたばかりで、腹が減っていた。

帰宅するなり、キスマークの抗議を受けるとは思わなかった。


樹里が準備を済ませて、オレ達は夜ご飯のおでんを食べ始めた。


「残業してきて、樹里の手料理食べれるなんて、幸せだな。このおでん味がしみこんでる」


そんなこと言いながら、夜ご飯を食べた。



「今日、泊まっていくだろ?」


夜ご飯を済ませ、食器を洗っている樹里に後ろから抱きつきながら聞いた。
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