キープアウト!―亮二サイドストーリー―
肩まで伸びた茶髪もよく似合っている。

声をかけようか迷っているうちに、彼女は食堂から出て行ってしまった。


寺原さんは、オレ、佐伯亮二のドスライクな子だった。


あんな可愛い子が、オレの背中をさすっていてくれたなんて。

マジ感激なんですけど。


それから、数日後。



朝、会社につくと、食堂に向かった。


うちの会社は、食堂でお茶にコーヒーに紅茶が無料で飲めるから、時々、食堂に寄った。
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