あの頃より きっと。





「ずっと傍にいてね」





不安になった玲奈が言えることは、これだけだった。

確認するように、でも鬱陶しく思われないように。





「おう」





風磨が優しく言ったのを聞いて、玲奈は風磨の手のひらを握った。





そのとき既に19時を超えていたが、2人は21時近くになるまで一緒にいた。
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