あの頃より きっと。

情景





あの日から数日後。

12月25日。

待ちに待った、クリスマスパーティーの日がやってきた。

彩穂は、会場となる美優の家に行く準備をしていた。

外は雪がちらついていて、クリスマスにはぴったりだ。

するとそこに、メール受信を知らせる音が響いた。





「麻紀だ」





思わず独り言をつぶやいた。

そう、そのメールは麻紀からだった。







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