敏腕美人秘書のみゆきさん ■
朝子ちゃんは急いできたらしく
髪も軽く束ねていて、
メイクも軽め。
ジーンズにTシャツという
実に簡単な服装だった。
朝子ちゃんは
はぁっと息を整えると
立ち尽くす
私と、ナギサ。そして斉藤君を交互に見た。
「・・・?
あれ?あの…??」
「朝子ちゃん。
ナギサになんっていって呼び出されたの?」
「…あの。
深雪さんが大変だから、
急いでここに来いと・・・」
「そうーーー。
タオルとシャツを持って?」
私は朝子ちゃんが手にする大きめのバックからはみ出しているタオルを指差した。
「あっ。はい!」
朝子ちゃんはあわてて、
タオルを取り出そうと肩にかけていたバックを開こうとした。
「…ご苦労さん。」
ひょいっとカバンごとナギサが持ち上げる。
そのままスタスタとトイレの方に向かう。
「ちょっーーーナギサ??!」
朝子ちゃんが
びっくりして
困ったように私を見た。
いや、
私だって、困ってます。