明るい光のその先に
第十章【繋がる】
蓮の家は実家だという
お母さんは他界していて
お父さんが家の事をしているらしい
それに弟さんが
頑張ってお金を稼いでいるという
「ただいま…」
返事はなく
靴も、私と蓮の靴しかない

「俺の部屋に行こ」
コクンっと頷くと

蓮について行った
そして、目についたベッドに飛び込んだ
蓮の匂いがする…
ふかふか…

ギシッ

「女が悠長に男のベッドに乗るなんて」
ベッドに乗っちゃいけなかったのか
そう思い顔あげると

ちゅっ

「んっ…」
キスはいつものとちょっと違う…
もっと…激しいキス

「んぁ…」

お互いの舌が絡み合う
そして、ツーと一つの線が
舌と舌とで引かれる

蓮はそのまま私を押し倒し
私の上に覆いかぶさるような
体制になった
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