【 腐りかけのteenager  】
「はぁ?だとぉ?ふざけやがってー!お前今すぐ降りてこい!今お前の家の前にいるんやぞ!来なかったらこっちから行くぞ!警察呼んでも意味無いからなぁ~!こっちはヤクザだぞ!お前等家族殺すくらい、どーってことないんだぞ!」

私はどうやら電話の相手の怒りに触れてしまったらしい。

でも・・・なんでヤクザが・・・私に・・・電話・・・

私の頭は一気にパニックになった。

大体何で私の電話番号知ってるわけ・・・?

それに家も・・・?

私は正気に戻り、ベッドからガバッと起きあがり、部屋の窓をソーッと開けてみた。

家の近くに1台のワンボックスカーが停まっているのが見えた。

えっ・・・まさか・・・あれ・・・?

私は全身が凍り付いた。

殺される・・・。

それも一家皆殺し・・・。


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